リゾートトラストが三井不動産と「東京ミッドタウン」で合弁事業

リゾートトラストの子会社で、PET診療を中心とする「高級健康診断サービス」を展開しているハイメディックは、三井不動産と共同で、メディカルサービス会社「東京ミッドタウンメディスン」を設立した。資本金は3億円で、ハイメディックが66.5%、三井不動産が33.5%を出資する。リゾートトラスト社長の伊藤勝康氏が代表取締役に就任した。

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(イラスト出典:報道発表資料)
同社の事業は、富裕層にターゲットを絞った医療機関に対し、様々なアウトソーシングサービスを提供することだ。第一弾として、東京六本木防衛庁跡地に建設される「東京ミッドタウン」内のミッドタウンタワー6階に、医療法人社団創進会と共同でメディカルセンターを設置する予定。ここをフラッグシップとして、内装・設備などのハード整備といった医療法人等へのコンサルティング、外国人を対象とした付加価値サービスを展開する。
設立にあたっては、「全米ベストホスピタルランキング」において15年連続第1位となっている「ジョンズ ホプキンス病院」(メリーランド州ボルチモア市)の協力を得る。

発表資料でリゾートトラストでは、メディカル事業を「今後の重点戦略事業と位置づける」と名言。エクシブユーザーにとっても、この事業方針の修正は見逃せない。

なお、パートナー企業の三井不動産は、この東京ミッドタウンで、3棟の高級賃貸住宅を建設すると発表している。日経新聞によれば、家賃は高い部屋では400万〜500万円にもなるという。注目は「パークサイド・タワー・アット・ザ・リッツ・カールトン東京」(244戸)。同地区に進出する高級ホテル、ザ・リッツ・カールトンが運営する、日本初の5つ星ホテル運営による最高級賃貸住宅だ。ホテル並みのサービスが提供されるうえ、居住者はホテル施設も利用できる。入居時期は2007年春の予定だ。