リゾート=快楽という考え方はイケてない

会員制リゾートホテルに足しげく通うようになって久しいが、書店で販売されているようなガイドブックはほとんどといっていいほど役に立たない。情報が十分でないということもあるが、問題はむしろその切り口。リゾートというととかく「快楽の...」のような見出しで紋切り型なものばかり。

そんな折、下記のコラムで、こんなフレイズを見つけた。

茂木健一郎 クオリア日記: あすへの話題 快楽のアマゾン河

世に言う「快楽主義者」に案外つまらない人が多いのは、その場合の「快楽」が紋切り型だからである。

いやはや、本質をついた名言ですね。

リゾートトラストのいろいろなパブリシティにしても、同じ理由でつまらなさを感じる。例えば、いまだに外国人モデルを使って快楽を表現しているとか。また、独自のリゾート再生事業で注目を集めている星野リゾートの戦略や表現手法についても、マスコミに報道されている範囲においては、僕には紋切り型に映ってしまう。

リゾートそのものが快楽、という考え方自体がイケていないのだと、今の僕は思っている。日常生活に潤いを与えるための実需、必要要素としてリゾートライフを送っている自分としては、リゾートも脳内快楽を得るための触媒にすぎないわけで、どんなに素晴らしくても紋切り型のものを繰り返し体験するのでは飽きてしまう。

だからこそ、ネットのコミュニティと結びついたリゾートライフというのは、なかなかいいものだなぁ、と思う。他の方々の経験に学ぶことで、常に新しいヒントが得られるし、自分で情報を発信すると、得られるインプットも飛躍的に増大するのだと思う。